2年目を迎えて

 去る5月5日、「+Action for Children」は発足から丸1年を迎えました。ご支援いただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。
 発足から1年、ホームページやブログの更新頻度をご覧いただければ一目瞭然のように、大した活動を展開してきていないのが現状です。やりたいことはあるのだけど…という状況が続いています。一番の要因は私のパワー不足なのですが、こればかりは一朝一夕に改善できるものではないので、徐々に徐々に、力をつけながら活動を発展させていきたいと考えています。

 この一年間、活動してきて感じた事ですが、子どもたちを取り巻く環境は、まだまだ改善すべき点が山積みです。人の世は移ろい続けるものですし、社会環境が変われば、社会が要請するシステムも変わってきます。しかし現実には、社会環境や構造の変化とシステムの変化の間にはラグがあり、このラグに陥って困難な状況に置かれる人が生じます。ラグは必要性が生じそれが社会的に認知され施策として反映されるまでの時間経過であり、決してゼロになるものではありません。
 ただし、ゼロにはならなくても、ラグの期間を短縮する事で、ラグに陥った人々を困難から救済し苦痛を軽減する事ができます。このラグは様々な分野において生じるものなのでしょうが、往々にしてラグが長期化するのは、対象がマイノリティであったり、組織化がなされていない分野だと感じています。言い換えれば、声を挙げても少数派であったり、組織化されていないために声がすくいあげられにくく、為政者のもとに届きにくい層と言えると思います。子どもたちはその層に当てはまりやすい立場であり、ラグに陥りがちです。「+Action for Children」は、そのラグを大人たちが「知り」、どうしたら改善できるのかを「考え」、そして改善に向け「行動する」ことを手助けすることを目的に活動しています。まだまだ拙い組織ですが、多くの皆様の更なるご支援・ご協力をお願いする次第です。

 社会のシステムを変えること、これは私のパワー不足の改善以上に一朝一夕で達せられるものではありません。社会のシステムは何らかの必要性から構築されたものであり、仮に改善が必要とされている状態であっても、その多くは環境の変化に対応せずにいるということであって、もともとの必要性を全否定するべきものではありません(もちろん、必要性そのものが環境の変化によって消失していれば、システムの存在意義も失われているという事にはなりますが)。また、社会システムは個々のシステムが単体で存在しているわけではなく、そのシステムの存在を前提に設計・運用されているシステムもあれば、関連付けながら運用されているシステムもあります。さらに、そのシステムに携わっている生活者の存在があり、これらが密接に関与しあう中で、負の影響をより小さく抑えながら、迅速に改善を成し遂げるための改革を成すという高度な作業が求められます。故に私は「抜本改革」というのは極めて困難で、ましてや「ガラガラポン」というようなスクラップアンドビルドは殆ど不可能だと思っています。

 私が描く「日本がこういう社会になったら良いな」という理想図は、大してユートピアでもなく、結構「現実的な理想図(って変な表現?)」だと思っています。でも、この理想図が実現できる日は、私の目が黒いうちに来るのかな、どうなのかな、というス
パンで考えています。恐らく、そんなもんなんですよ、社会を変えるのって。私の没後に、息子たちや孫たちが、私の活動の成果を実感してくれれば、それが望みうる最速のスパンかな、と。
社会システムを変えるというのは、変えるべき社会システムへの敬意を失う事ではなく、そのシステムを構築し、運用してきた人たちへの感謝と一体であるべきだと考えています。その敬意や感謝を忘れ、強引に社会を変えたところで、それは新たな混乱の幕開けであり、ギスギスした生きにくい社会につながり、結果としてラグが改善しにくい硬直化した社会を生み出すことになるのだと思っています。
 誰も悪者が居なくても、誰の過失が無くても、社会環境や構造の変化からシステムは時代遅れとなり、そのラグに陥る被害者が生じるのです。わかりやすい悪人叩きや安易な御用認定で「(悪いやつらだから)被害を受けたって自業自得」という考えでは、むしろラグが生じている原因を明らかにし本質的な改善策を講じることから世間の目をそらしてしまう事にもなりかねません。確かに、個人の利得を公益より優先しているのではと思われる人物も居ますし、それがラグの拡大に一役買ったことだってあるとは思います。でも、それらは本質からすれば瑣末な小物であって、小物を血祭りに上げるために大騒ぎした
結果、様々なラグが繰り返されてきた現実を忘れてはいけないのだと思います。
 一人ひとりが社会を構成する当事者であるという自覚の上に立ち、どうしたら変化に迅速に対応できるのか、考え行動する、それが結果として膨大な時間を要するとしても、根本的な改善のためには必要不可欠な作業だと感じています。

 そんなこんなで、アクティブに活動する力も無ければ、短期的な成果を上げることも無いと思いますが、「+Action for Children」、2年目に突入します!
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