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予防接種法が改正され、細菌性髄膜炎から子どもたちを守るワクチンが定期接種化されました

去る3月29日、参議院で予防接種法を改正する法律案が賛成多数で可決され、予防接種法が4月1日より改正されることとなりました。
改正法では、ヒブ、小児用肺炎球菌、HPV(ヒトパピローマウイルス)の3つの感染症が新たに定期接種とされました。
細菌性髄膜炎から子どもたちを守るワクチンの定期接種化を求める活動に身を投じてから早5年程、やっと、やっと、念願叶い定期接種化となりました。
この間、ご指導、ご支援いただいた多くの皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

私の長男がヒブによる細菌性髄膜炎に罹患し、生死の淵を彷徨ったのが2004年の9月のこと。
その後、ヒブによる細菌性髄膜炎はヒブワクチンで予防できる事、他の多くの国々では当時、既に全ての子どもたちが無料でヒブワクチンの接種を受けられる状況にあったことを知り、愕然としました。
私の息子は運悪く細菌性髄膜炎に罹患しつらい思いをしたのでは無く、私たち大人の不作為により、防げる可能性が極めて高かったヒブによる細菌性髄膜炎から守ってあげられなかったのだと。

あの時の私自身の後悔は、30数年の人生の中で、最大のものでした。
誰かがどこかでちゃんと考えてやってくれている、お上に任せておけば大概の事はきちんと進められている、そんな甘えと無責任にどっぷり慣れてしまっていた自分の愚かさ。
人任せ、悪しきパターナリズム。
自分が今を過ごしているこの社会は、先達たちの弛まぬ努力により今の姿を構築しているのであって、決してどこかの誰かが作ってくれるなんていう都合のよいものでは無いんですよね。
私は恥ずかしながら、息子をVPD(Vaccine Preventable Disease:ワクチンで防ぐことのできる疾病)に罹患させ、命の危険に晒すまで、そんな当たり前のことに気付かずに過ごしていたのです。

「我が国の予防接種は不十分な状況にある」

そのことを知った以上、この国に暮らす一人の大人として、改善のために行動しなければならない。
自分の後悔をこれ以上繰り返して欲しく無いという気持ちから、予防接種制度の改善を求める行動に身を投じました。

活動を通じ、多くのことを学びました。
予防接種制度が遅れていることの指摘と改善策の提示は、政治の場でも行政の場でも行われていました。
感染症や小児科領域の医療専門職からは、再三に渡る改善を求める声が挙がっていました。
何の事は無い、既に気が付いている人は気が付き、行動を起こしていたのです。
私が依存していた「どこかで誰かが何とかしてくれる」という甘い考え、その「どこかの誰か」は既に行動を起こしていたのです。
しかし、我が国は民主主義の国であり、一部のエリートに全てを委ねる国ではありません。
我々有権者が、自らの意思を行動で示さなければ、どんなに一部の「誰か」が声を挙げ行動を起こしても変わらないのです。
そのため、学習会、署名活動、メディアへの投稿、パレード、ロビーング、etc...と様々な行動を起こし、多くの有権者のみなさんに問題意識を共有していただき、行動していただけるように、啓発活動等に取り組んできました。

幸いなことに、「脱・ワクチン後進国」「ワクチンギャップ解消」を求める取り組みの新参者である私たちを、多くの先達たちは快く受け入れてくださり、更には多くの助言と協力を惜しまず提供してくださいました。
大小問わず様々な学習会・セミナーで私たちの想いを披露する場を与えてくださり、多くのメディアでは私たちの声と行動を伝えてくださり、時には厚生労働省の検討会の場で発言の機会を確保してくださり、そしてそれらの行動を通じて我が国の予防接種の現状を知った多くの有権者の方々が、私たちの行動を後押しし、そして共に行動してくださいました。

その結果が、この4月1日からの予防接種法改正につながったのです。
本当に素晴らしいことですし、多くの皆様に感謝して止みません。

予防接種法改正は、我が国の予防接種制度を改善するための大きな一歩です。
そして、この歩みを止めること無く、更なる改善を重ね、子どもたちをVPDから守ることができる社会になっていかなければなりません。
衆参両厚生労働委員会ではそのことを念頭に、予防接種部会で定期接種化が必要とされている4つのワクチンと、新たに定期接種化が期待されるロタウイルスワクチンの定期接種化についても早期に結論を出すこと、日本版ACIPと言うべき評価検討組織の構築を進めること、接種後の有害事象に対する補償制度の充実を図ること等を盛り込んだ附帯決議が確認されたと伺っています。
全くもって同感です。
これら残された課題を一つ一つ迅速に解決していく必要があり、そのためには私たち有権者も引き続き関心を持ち、考え、行動していかなければなりません。

予防接種の改善を求める行動を通じて、同様に私たちが知り、考え、そして行動しなければならない課題が、とりわけ小児を取り巻く分野に数多く存在することを知りました。
そのような問題意識と行動を共有できた仲間たちとともに、今回の予防接種法改正に際し要望書を提出し、関係議員の皆様に子どもたちを守る社会の為に必要な議論と判断をお願いしてきました。
法が可決されましたので、併せてご報告申し上げます。
今回の予防接種法改正の経験を活かし、子どもたちを取り巻く環境がより良いものとなるように、そして次の世代に少しでも改善した社会を残せるように、+Action for Childoren は活動を重ねていく所存です。

これまでの取り組みへのご指導とご支援に、重ね重ね感謝申し上げるとともに、今後の活動においても引き続きのご指導・ご支援を賜りますよう、宜しくお願いいたします。
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