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忘れないこと、継続すること

風疹が流行しています。
2012年から13年にかけての流行を経験しているだけに、とても悔しく思います。

前回の流行では、当事者の方々を中心に専門家やマスメディアも大いに情報発信し、二度と同じことを繰り返さないように声を挙げました。
しかし、今回、流行が繰り返されてしまいました。

ワクチンで防ぐことのできる疾病=VPD(Vaccine Preventable Diseases)への対策は、根絶までは継続しなければなりません。
それも、細々とではなく、十分な効果を得られる内容と水準で、です。

流行時には関心が高まり、抗体検査を受ける人、ワクチン接種を受ける人が増加します。
しかし、いったん流行が落ち着くと、対策も低調となります。

ワクチンは需要の高まりに臨機応変に供給量を合わせることが難しい製剤です。
また、何年もに渡り保存することも困難です。
従って、急に増産したり、または大量に備蓄することができません。
そのため、流行時に接種希望者が増えても、ワクチン不足という事態に陥り、接種したくても接種できないということも起こりますし、接種を受ける側も接種する側も大きな労力を要することにもなります。

とはいえ、流行時の今、できることは、うつされない、うつさない、予防する、ことにつきます。
ワクチンが足りないとはいえ、医療機関への負担が増大するとはいえ、コストがかかるとはいえ、今やれることは最大限やるしかありません。
そうしてこれ以上感染者を増やさないことが大事です。

そして、何とかこの流行を乗り越えたら、その取り組みを継続することが大切です。
発症数が少なくなれば、注意喚起の情報も減るでしょうしメディアでの報道も減るでしょう。
それはある意味では当たり前のことですが、一方で、わが国ではまだまだ風疹に対して抗体を持たない人が数多くいること、風疹が流行するリスクは大きく残されていること、風疹への対策は引き続き必要であることを忘れてはいけません。
風疹対策が必要であるということを忘れずに、対策を継続することが求められます。

予防接種はVPDの流行時に注目を集めますが、VPDへの対策は非流行時(平時)にこそ着実に進めておきたいものです。
ワクチン接種を受けていない方が着実に接種を済ませ抗体を獲得していくことは、平時だからこそスムーズに実現できます。

今回の流行が一日も早く収まることを願いつつ、収まった以降も風疹の存在とリスク、対策の必要性を忘れずに行動を継続することを強く期待するものです。
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